えす、えぬ、てぃ

お芝居の感想など

八王子ゾンビーズ

信じられるものは、たぶん人生でそう多くはないのだと思う。 八王子ゾンビーズを観てきました。 私は元々、たぶん応援上映というものに対して腰が重く(と、最近気付いた)応援上演パートがあります!と聞いた時におお、まじか、とちょっと及び腰になった。…

退屈な日々にさようならを

お盆だった。それは、死んだ人が会いに来たからじゃなくてそうじゃなくて、死んだ人と生きてる人の輪郭が曖昧になるようなそんな映画だったからかもしれない。 十三のシアターセブンは、こういう映画を観るのにとても幸せな会場だと思った。規模感とか、チケ…

ウォークマンの中のヒーローが暴れまわった日の備忘録

どんな気持ちになるんだろうってはじまる直前まで思ってた。どんな気持ちなんだろう。誰かに怒られるんじゃないか、ファンじゃないくせに、とかファンのくせに、とか、兎にも角にも、そんなことを、ただただ考えてた。 お前はいつもそうかーい!だけど、楽し…

カメラを止めるな!

馬鹿馬鹿しいほどに笑って、笑って笑って、ほんの少しじんわりした。夏休みに、親や祖父母に連れて行ってもらった映画でやったみたいに「楽しかったねえ」とにこにこ、映画館を出たような、そんな気持ちで私は友人と楽しかったねえと笑いながら外に出た。 カ…

お守りにしてきたチケットのことを思いながら、頭に浮かんだことなどを書いた

公演中止という単語に、なんだか妙に縁がある。いらんわそんなもんって感じだけど。度々、観に行くものや知り合いの芝居が中止になったり、そういうことがあって去年急遽身内の不幸で舞台が観に行けなくなった時はもしかして私はどこかでお芝居の神様を怒ら…

「ずっと好きでいる自信も好きでいてもらう自信もない」

「ずっと好きでいる自信も、好きでいてもらえる自信もない」パンバスで、大好きな台詞だ。2回目を観て改めて思った。たぶん、私はこの台詞に出逢ったからこの映画が大好きなのだ。 もちろん、他にも好きな台詞はたくさんあるのだけど。 私には、ご存知の通り…

遠くの花火→もう一回の乾杯

先日、HEP HALLで観た空晴さんのお芝居。 そのDVDを2作観た。 関西弁の心地のいいリズムとあるあるの会話。 なんだろうその懐かしさからなのかまるで違和感なくするすると物語に入り込んでいく。 ひとつは、十年祭(10周忌)と10年ぶりの町の花火をきっかけ…

焼肉ドラゴン

生きることが地獄だって切り捨てられたらいいんですけど、そこでも、笑って生きていくしかないんだなあ、と私は家族がバラバラになったシーンで思ったのでした。 焼肉ドラゴンを観た。あの、大泉さんが出てるってのは間違いなく観た理由だし嬉しいんだけど、…

君の名前で僕を呼んで

ずっと考え続けてることがあってどうしようもなく大切な人と出逢えることは果たして幸せかどうか、ということなんだけど。そんなことを、私はこの映画中ずっと考えていた。 静かな映画だった。避暑地で、17歳と24歳の青年がゆっくり惹かれて反発して、駆け引…

ウタモノガタリ

シネファイ、2作目。 素朴な疑問として、ともかく抽象的な作品が多くてそれはなんでだろう、と思う。 まあ、シネファイに限らず何故かショートショートってなると不思議だったり抽象的な話が増える気がする。 制限時間があるから、想像の余地で物語を大きく…

山茶花

「きみと一緒でいられる場所へ」 ENGさんはともかく、暖かい。 あれはもう、たぶん好きという感情が詰まってる場所なんじゃないか、といつも思う。なんか、あれはもうENGさんというジャンルなんじゃないか、と思ってる。 山茶花、そんなENGさんの中でも特に…

崖っぷちホテル ホテルインヴルサが起こした大逆転

終わってしまった。崖っぷちホテルが、終わってしまった。今とんでもない喪失感に駆られている。でも、ツイートだけで発散できずに、ひとまず、ブログを書いている。 3ヶ月。3ヶ月間、私はこのホテルが大逆転、していくまでを見てきた。その一つの大逆転劇が…

万引き家族

本当じゃなきゃ、というよりも、正しくないと、ダメなのか。 万引きと祖母の年金を生活の糧として生きる奇妙な家族。ひとり部屋で震える少女を、娘として招き入れ奇妙な社会から「ズレた」家族は生活を続ける。だけど、そんな生活は次第に軋み始める。 いっ…

となりのところ

面白い会話劇をする劇団さんがあるから、と友人に誘われた。 あの、私はお芝居に誘われるのが大好きなんですよ。正確には、誰かの好きなものを紹介されるのが。布教されるってのとは、ちがうんです。紹介、なんです。布教はたぶん、誰でも良くて、紹介、はそ…

TRUSH!

とんでもない一年になる、と思った。劇団6番シード25周年記念公演第1弾TRUSH!はもう、ここからの劇団6番シードはすごいぞ!と確信とワクワクをくれる最高の公演だった。 公式サイトから引用の公演あらすじ 「ゴミ(TRUSH)の中を突っ走れ!(RUSH)」劇団6…

崖っぷちホテル8話がたまらなかった話

崖っぷちホテルが面白い。まずあのドラマが日曜日にやってるっていう奇跡を、いやもうこれを奇跡と呼んじゃうんだけど、なんかそういうのを褒め称えたいくらい最高だと思ってる。 経営も従業員のやる気も崖っぷちなホテル「ホテル グランデ インヴルサ」を風…

キャガプシー

キャガプシー、あの幸せなテントに初日に出掛けた。 "世界は本当に美しい場所なのか?" 一年の時間が過ぎて、もう一度あの美しくて悲しい物語を観たんだけど。人間のケガレを押し付けられたキャガプシーたちの壊しあいを取り巻くそれぞれの物語。なんだか、…

あなたは夢麻呂さんという人を知ってるか

夢麻呂さんという、役者さんがいる。役者で、演出家で、脚本家。そんな、芝居人がいる。 初めて観たのはボクラ団義さんの十七人の侍だった。だけど、何より私の中で特別な彼の作品は、SANETTY produceの2016年上演のロストマンブルースだ。そもそも、ロスト…

R老人の終末の御予定

例えば何日も何ヶ月も経って、あああの人が言いたかったことはこういうことだったのか、と思い至ったり、唐突に昔のことを思い出してその時間の愛おしさに喉が詰まるような気持ちになることがある。R老人の終末の御予定への気持ちが何かに似てる、と考えてい…

LDHのパフォーマンスに感動した話

EXILEが好きだ、というと顔だろって言われて腹が立って、話を聞いて頂いてスッキリしながらも結局考えてるとそこに行き着くので、文にすることにする。正直ハイローから入っただけだし、まだ好きになって日も浅いので、そうじゃないよ、の部分もあると思うけ…

ニワトリ★スター→三十路女はロマンチックな夢を見るか?

たまには、変則的な感想の書き方を。こないだツイッターで情熱の賞味期限は短いから、と聞いてたしかに書きたい感想が溜まる一方で、たぶん観た直後ほどの言葉をもって書けないから、とお蔵入りした感想がたくさんあるので、今日は書きやすい書き方で、書き…

義経ギャラクシー

すべての始まりから、終わりを見よう お芝居、としての感想は前回書いたので、今回はストーリーについて。もぐもぐから口を離して、書く。それは、私が書きたいから、書きたくて書きたくて、堪らないので、書く。 クエストさんは、解釈が幾通りにもあるとい…

義経ギャラクシー

人って生きてるんだ、という物凄くシンプルなことを時々忘れることがある。ので、クエストさんを観ると私はいつも、あ、人って生きてた!かっけーんだった!とビックリする。人ってどうしようもないとこもあるけど、すっげー格好良くてきらきらしてて優しい…

犬猿

私には姉と弟がいる。所謂、真ん中っ子だ。だから私は妹で姉なわけで、そんな私は犬猿をひたすら呻きながら観ていた。途中、映画館を出たいとすら思った。 映画.comさんの解説から、あらすじ。 「ヒメアノ~ル」の吉田恵輔が4年ぶりにオリジナル脚本でメガホ…

ワイルド・ヒーローズ

2015年に放映されたドラマをHuluで一気見した。熱くてかっけードラマが、大人ってかっけーんだぜ!って背中を叩いてくれたような気がする。 あらすじはこちら(wikiより「主人公と、高校時代の悪ガキ仲間による7人の友情」をテーマに、かつてヤンキーだった…

パンとバスと2度目のハツコイ

思いがけず、映画に心を奪われて掬い上げられることがある。思いがけずってのも変な表現なんだけど。だって、自分から選んで、その映画を観ているわけだし。 しとしとと、あったかな気持ちが降り積もっていくような中で見終えてひどく幸せな気持ちになった。…

マームとジプシー みえるわ

マームとジプシーみえるわ 川上未映子×マームとジプシーMUM&GYPSY 10th Anniversary Tour vol.2「みえるわ」テキスト 川上未映子「先端で、さすわさされるわそらええわ」「少女はおしっこの不安を爆破、心はあせるわ」「夜の目硝子」「戦争花嫁」「治療、家…

光のお父さん

光のお父さんが、完結した。特別編を含め、全部見終えたので感想を書こうと思う。毎週感想あげたかったけど、ツイッターでぼそぼそ感想書くしかできなかったので改めて! マイディーさんのゲームプレイブログを、ゲームパートは実際のプレイ動画を用いてのド…

髑髏城の七人

髑髏城の七人の感想という名の捨之助の話です。 ワカドクロから始まり、他団体のワカドクロ脚本の髑髏城を見て、鳥髑髏はステアラにて観劇、下弦の月をライビュで見ていやもう、髑髏城すごいなーーーー!の気持ち。 ざっくりとしたあらすじとか書いてたんだ…

CINEMA FIGHTERS

全体的には、イメソン大好き人間的にこういうプロジェクト大好きだし第2弾楽しみだなー!の気持ちです。楽しみだなー!あと、それぞれ短いし、曲が世界観を助けるのでさくさく気軽に楽しめるのが多い。お手軽に楽しい。 ちなみに、まだそんなに一族さんたち…