えす、えぬ、てぃ

好きなものの話をしよう

2018-01-01から1年間の記事一覧

FULL MOON埼玉ライビュで夢みたいな景色と共に愛で満たされたので幸せを噛み締めてる話

LDHのパフォーマンスを観ていて、ダンスや歌って、きっと感情を表したりそういう、言葉じゃ追いつかないものを表すためのものなんだって感動してからもう1年くらいが経ってるんですが、登坂さんの歌は、本当に、それなんだなあ、と昨日の埼玉FULL MOONをライ…

何事にも理由があって欲しい

小岩崎小企画の告知を見た時から私は妙にこの公演を楽しみにしていた。なんだか、無性に、ワクワクしてた。うまくも言えないし、理由も分からないけど、別にそのどちらも別に必要ないか、と思う。 下北沢亭は役者さんとの距離が近い。目の前でお芝居が観られ…

FULL MOON静岡1日目に浸っている話

FULL MOON静岡1日目に行ってきた。私にとっては初参戦ふるむんであり、初めて生で観る登坂さんだった。 生で、観れて聴けて、全身で彼の作る音楽を、そしてライブという表現を体感できて本当に良かった、と思う。 登坂さんの音楽は生で聴くとCD音源と全く違…

止められるか、俺たちを

ラストのエンドロールで、気が付けば目元が湿っていた。私はこの監督のことを知らないしつまりは作品も観たことがないし、さらに言うとめぐみさんのことは知らなかったわけなんだけど。それでもとんでもなく、刺さって、刺さったのか分からないけど、なんだ…

Today is Fine day

行ったことのない場所を懐かしいと思った。思い出すたびにふくふくと幸せになるようなそんな舞台に出逢った。お芝居を観に行くと時々そういうことがあって、理屈を通り越して抱き締めたくなるみたいなそんなお芝居に出逢う。と、もう、ひたすらそのことばか…

普通にしろとか自分のありのままでとかうるせえ世の中で生まれたふたつのドラマ

大変だ、と思う。ぼくらは奇跡でできている、が火曜にあって獣になれない私たちが水曜にある。いやもう、週間の予定としてこんな見事な並びがある…?って震えるレベルである。 ぼくらは奇跡でできている、は普通ではない主人公相河が、みんなの普通を少しず…

DTC 湯けむり純情編

あの頃の自分はイケていた、という思いほど苦い思いは無いと思う。 アクション0と銘打ちながら、DTCはハイローが描いてきた物語のど真ん中を走り切った。その爽快さにもやられている。とんでもない映画を観てしまった。アクション0、笑い80、感動20の映画は…

四天王 エレメンタルフィクサー

こんな展開を待っていた、というトクさんの台詞に大きく頷いた。そうだ、クエストさんはいつも、大好きで切望してる物語を、予想を遥かに超えるエネルギーで届けてくれるのだ。 (あらすじ:公式メルマガより)孫悟空、桃太郎、アラジン、ピーターパン──異な…

SOW大阪2日目を観て彼等の表現に想いを馳せた話

今日を一生懸命生きるしか、できることなんてないんだなあということをひたすらに考えていたような気がする。 3年ぶりとなるEXILEのツアーライブ、そのスタートダッシュの大阪公演に急遽行ってきた。奇跡みたいな巡り合わせで観に行って友人には感謝しかない…

アルバムFULL MOONを聞いてびしゃびしゃに泣いた話

登坂広臣さんのことを、好きになる未来というのは全く想定していなかった。全く、とか言うととんでもなく失礼なんですが、しかしハイローを観ながら雨宮兄弟を見て、うっわ、人気ありそうー分かるーでも私は別にそんなでもないかなーアクション格好いいねー…

続 八王子ゾンビーズを見て考えたこと

昨日感想書き上げて、それからアイスも食べてうだうだ考えてたんだけど思いが止まらず、書き殴ったので、蛇足的にアップする。忘れないために。 もういっかい、自分にとっての12年がなんだったのか見つめ直す時間だったんだな。 例えば、羽吹くんをこいつを…

八王子ゾンビーズ

信じられるものは、たぶん人生でそう多くはないのだと思う。 八王子ゾンビーズを観てきました。 私は元々、たぶん応援上映というものに対して腰が重く(と、最近気付いた)応援上演パートがあります!と聞いた時におお、まじか、とちょっと及び腰になった。…

退屈な日々にさようならを

お盆だった。それは、死んだ人が会いに来たからじゃなくてそうじゃなくて、死んだ人と生きてる人の輪郭が曖昧になるようなそんな映画だったからかもしれない。 十三のシアターセブンは、こういう映画を観るのにとても幸せな会場だと思った。規模感とか、チケ…

ウォークマンの中のヒーローが暴れまわった日の備忘録

どんな気持ちになるんだろうってはじまる直前まで思ってた。どんな気持ちなんだろう。誰かに怒られるんじゃないか、ファンじゃないくせに、とかファンのくせに、とか、兎にも角にも、そんなことを、ただただ考えてた。 お前はいつもそうかーい!だけど、楽し…

カメラを止めるな!

馬鹿馬鹿しいほどに笑って、笑って笑って、ほんの少しじんわりした。夏休みに、親や祖父母に連れて行ってもらった映画でやったみたいに「楽しかったねえ」とにこにこ、映画館を出たような、そんな気持ちで私は友人と楽しかったねえと笑いながら外に出た。 カ…

お守りにしてきたチケットのことを思いながら、頭に浮かんだことなどを書いた

公演中止という単語に、なんだか妙に縁がある。いらんわそんなもんって感じだけど。度々、観に行くものや知り合いの芝居が中止になったり、そういうことがあって去年急遽身内の不幸で舞台が観に行けなくなった時はもしかして私はどこかでお芝居の神様を怒ら…

「ずっと好きでいる自信も好きでいてもらう自信もない」

「ずっと好きでいる自信も、好きでいてもらえる自信もない」パンバスで、大好きな台詞だ。2回目を観て改めて思った。たぶん、私はこの台詞に出逢ったからこの映画が大好きなのだ。 もちろん、他にも好きな台詞はたくさんあるのだけど。 私には、ご存知の通り…

遠くの花火→もう一回の乾杯

先日、HEP HALLで観た空晴さんのお芝居。 そのDVDを2作観た。 関西弁の心地のいいリズムとあるあるの会話。 なんだろうその懐かしさからなのかまるで違和感なくするすると物語に入り込んでいく。 ひとつは、十年祭(10周忌)と10年ぶりの町の花火をきっかけ…

焼肉ドラゴン

生きることが地獄だって切り捨てられたらいいんですけど、そこでも、笑って生きていくしかないんだなあ、と私は家族がバラバラになったシーンで思ったのでした。 焼肉ドラゴンを観た。あの、大泉さんが出てるってのは間違いなく観た理由だし嬉しいんだけど、…

君の名前で僕を呼んで

ずっと考え続けてることがあってどうしようもなく大切な人と出逢えることは果たして幸せかどうか、ということなんだけど。そんなことを、私はこの映画中ずっと考えていた。 静かな映画だった。避暑地で、17歳と24歳の青年がゆっくり惹かれて反発して、駆け引…

ウタモノガタリ

シネファイ、2作目。 素朴な疑問として、ともかく抽象的な作品が多くてそれはなんでだろう、と思う。 まあ、シネファイに限らず何故かショートショートってなると不思議だったり抽象的な話が増える気がする。 制限時間があるから、想像の余地で物語を大きく…

山茶花

「きみと一緒でいられる場所へ」 ENGさんはともかく、暖かい。 あれはもう、たぶん好きという感情が詰まってる場所なんじゃないか、といつも思う。なんか、あれはもうENGさんというジャンルなんじゃないか、と思ってる。 山茶花、そんなENGさんの中でも特に…

崖っぷちホテル ホテルインヴルサが起こした大逆転

終わってしまった。崖っぷちホテルが、終わってしまった。今とんでもない喪失感に駆られている。でも、ツイートだけで発散できずに、ひとまず、ブログを書いている。 3ヶ月。3ヶ月間、私はこのホテルが大逆転、していくまでを見てきた。その一つの大逆転劇が…

万引き家族

本当じゃなきゃ、というよりも、正しくないと、ダメなのか。 万引きと祖母の年金を生活の糧として生きる奇妙な家族。ひとり部屋で震える少女を、娘として招き入れ奇妙な社会から「ズレた」家族は生活を続ける。だけど、そんな生活は次第に軋み始める。 いっ…

となりのところ

面白い会話劇をする劇団さんがあるから、と友人に誘われた。 あの、私はお芝居に誘われるのが大好きなんですよ。正確には、誰かの好きなものを紹介されるのが。布教されるってのとは、ちがうんです。紹介、なんです。布教はたぶん、誰でも良くて、紹介、はそ…

TRUSH!

とんでもない一年になる、と思った。劇団6番シード25周年記念公演第1弾TRUSH!はもう、ここからの劇団6番シードはすごいぞ!と確信とワクワクをくれる最高の公演だった。 公式サイトから引用の公演あらすじ 「ゴミ(TRUSH)の中を突っ走れ!(RUSH)」劇団6…

崖っぷちホテル8話がたまらなかった話

崖っぷちホテルが面白い。まずあのドラマが日曜日にやってるっていう奇跡を、いやもうこれを奇跡と呼んじゃうんだけど、なんかそういうのを褒め称えたいくらい最高だと思ってる。 経営も従業員のやる気も崖っぷちなホテル「ホテル グランデ インヴルサ」を風…

キャガプシー

キャガプシー、あの幸せなテントに初日に出掛けた。 "世界は本当に美しい場所なのか?" 一年の時間が過ぎて、もう一度あの美しくて悲しい物語を観たんだけど。人間のケガレを押し付けられたキャガプシーたちの壊しあいを取り巻くそれぞれの物語。なんだか、…

あなたは夢麻呂さんという人を知ってるか

夢麻呂さんという、役者さんがいる。役者で、演出家で、脚本家。そんな、芝居人がいる。 初めて観たのはボクラ団義さんの十七人の侍だった。だけど、何より私の中で特別な彼の作品は、SANETTY produceの2016年上演のロストマンブルースだ。そもそも、ロスト…

R老人の終末の御予定

例えば何日も何ヶ月も経って、あああの人が言いたかったことはこういうことだったのか、と思い至ったり、唐突に昔のことを思い出してその時間の愛おしさに喉が詰まるような気持ちになることがある。R老人の終末の御予定への気持ちが何かに似てる、と考えてい…