えす、えぬ、てぃ

好きなものの話をしよう

それでもありがとうストゼロ

ストゼロへの愛を綴りたい。
なんであんなに憎まれてるんだろう。メンヘラの代名詞みたいにされていて、正直不服である。
ぶっちゃけ酒好きの友人たちからも評判は悪い。というか、酒好きの友人たちほど評判が悪いすらある。納得がいかない。いやうそ、理由はわかってる。
度数が高くてかつ、安価に手を出せてしまう(しまう、だろう、それは)アルコール飲料は一定危険はある。
そしてそれは依存症になったり健康を(対策する余裕もなく)損なってしまうこともある。だから「ストゼロが好きで」と言った時に厳しくなる友だちの目線に反論なんてあるわけがない。




でも、ストゼロが好きだ。
「味なんて関係なく酔いたいだけだろ」と言われると不満すらある。味も酔えることもブランドイメージだって、全部全部愛してる。
誰がなんと言おうが、ストゼロがあったおかげで乗り越えたことがある。それを、不健康だと揶揄するならどうぞご自由に。
健全や真っ当が助けてくれないことだってあるし、それでも何かを傷付けるわけにもいかずにどうにかこうにか編み出した些細な自分を慰める行為くらい、どうか見逃して欲しい。
あと味も好きなんだよ、繰り返しいうけど。





なんというか、悲しかろうが苦しかろうが、良いよ、って言ってくれてる気がする。別にそれを「じゃあこうしたら」とか「こんなふうに考えたら」なんて言ってくれるわけじゃない。し、慰めてもくれない。ただなんかぼんやりした頭になったりしてあー…って呟くくらいしかない。ちょっと頭の回転が遅くなるくらいで、完全にはぼんやりもできない。
だけど、それだけでまあなんとかなるような気がすることもある。
そういう日に好きなお芝居をかけたり、映画を観たり、ラジオを聴いたり音楽を聴いたり。それすら無理だったり、日によるけど。
真っ当に生きようとしないことで「まあでも、今日もなんとか生きててお疲れ様」とようやく、口にできる気がする。




丁寧な暮らしも真っ当さも誠実さも程遠い、雑で露悪的で、ほったらかされる。でも、そんな優しさを求めて何が悪いんだよ。
そんなヤケクソな気持ちを人にぶつければ誰かを傷付けるけど、ストゼロは「悪くはないけどね」と相槌を打ってくれる気がする。そうしながら「とはいえね、いったん寝なよ君は」と嗜めて浅い眠りに連れて行く。そうしてその眠りで身体がバキバキになって「いややっぱ良くないな」と思ったり、やりすぎて、胃に負担かけすぎたな、と反省する。それ含めて、ちょうどいいのだ。常に仲良く、隣同士過ごしてしまえば、バランスを崩すけど、土壇場、仕方ないなあとよりそう、そんなストロングゼロのことを私は一生、好きでいるんだろう。