えす、えぬ、てぃ

好きなものの話をしよう

東京03 FROLIC A HOLIC feat. Creepy Nutsが楽しみ過ぎる


やったー!!!!!!!!!フロホリだ!フロホリです!やったー!!!!!!!!
武道館が大好きなんだけど、武道館でまた好きな人たちが観れるという現実に震えていますこんにちは!!



本当にとんでもなく楽しみにしていて、楽しみすぎて月曜から毎日テーマ設定をして友人にいかになんで楽しみかを書いた長文を送りつけていた。ほぼ怪奇の一種。まあこれ、私と友達の遠征の時の恒例みたいになってて、かれこれもう6.7年続いてる。


これ、書いてることよりも読んでる方がすごいと思う。なんせ気持ち悪い熱量なのである。
いやもしかしたらもう今更断れなくなってるのかもしれないけど、だとしたら私は今後もその友人の優しさに乗っかって文を送りつけたい。


そしていつもなら好き勝手書いてるのだけど、今回は、ブログにも編集した上でアップしたいと思う。



Creepy Nutsと武道館編

今回が4回目の武道館でのパフォーマンスになるCreepy Nuts(たぶん。単発のイベントへのゲストとか単独については網羅できてない。文脈的なとこだけ拾ってます)

初回は2020年の2days、2回目が2022年メジャーデビュー5周年記念のライブ(1日)、3回目が菅田将暉さんのツアーファイナルへのサプライズゲスト、そして今回。



2020年は武道館公演が発表された時、それぞれの地元の駅に「🌰🥜🍇🥫」とだけ描かれた広告が打たれて話題になったり、ともあれエピソードが多い。

中でも好きな話を書く!
まだあの頃「生でのエンタメ」への風当たりが強くて、まあ実際それは公衆衛生上、仕方ないといえばそうなんだけど、まだ「生で集まって何かを楽しむこと」が帰ってくる日が夢のまた夢では?みたいな時期で(秋の公演)(確認したら11月だった)
実際当時の彼らのツアーも中止になったり形式を変えたりしていた頃。
発表された時、松永さんが語った言葉を私は後から読んで知ったんだけど。というか、改めて読み返そうと探したら4月に発表されたらしい。それは、それは本当に、すごいな。


「今のタイミングでお知らせすべきなのかどうか?っていうのは結構迷ったんですよね。今、こう世間のみんなとか、我々のファンの皆さん、お客さんって喜べる余裕があるんだろうか、とか。」

「まあ音楽ライブが不要不急であることは間違いないんですけども……その不要不急の音楽ライブで生活が成り立たっている。それを稼ぎに生活してる人というのもすごいたくさんいて。我々演者以外にもね、本当にたくさんいらっしゃって。」

「あとはお客さんも。音楽ライブが好きな人。それが生き甲斐の人にとっても……もしかしたら、それすらも延期になるかもしれないけども、武道館とか、先に希望を持っておくのは決して悪いことではないよなっていう気持ちもあるんですよね。ただでさえ、毎日耳を塞ぎたくなるようなニュースが世間を駆け巡ってるわけじゃないですか。先に希望や楽しみたいなものが待ってないと、今は頑張れないよなって思うんですよね。」










私は、ハマったのが遅かったので、これを後から知ったんですよ。後からだったんだけど、泣くほど嬉しかったんだ。なんならこれを書くために通勤電車で読み返しながらもっかい泣いてる。
あの頃、そうじゃなかった?少し先予定に希望が欲しくて、でもそれはそれで不安で。でも、私は多分、希望が欲しかった。あの頃、毎日過ぎるのがやってられないし、その毎日の過ぎて行く感覚があんまりなくてぼんやりしていた。

私は少なくともそうだったし、でもそれはそれですげー怖いことで、そういうのひっくるめて、この人は想像してんだな、と思ったんだよね。そしてそれが嬉しくてこの人のこと好きだな、と思ったきっかけその1だった。




だから私はあの武道館公演が(触れたのは映像でだけど)本当に大好きで大事です。





そして2回目の武道館。去年の10月ですね。そしてめちゃくちゃに私が食らったライブですね。これだけでまじでやばいくらい文字数が書けるんだけど。


なんならもう文は書いてるわけですが。





ドキュメンタリ的な音楽であるHIPHOPのなかで「フィクション」について書きだした2021年終わりから2022年。
ただ、当たり前なんだけど、その時も二人の中には色んな言葉や感情があって、それを濃く描いたのが2回目の武道館で。





すごい勢いで変わった5年間のふたりが今、ただただ、「幸せ」にいるわけでもなく、かと言って、音楽をふたりで始めた、ひとりで始めた頃に感じていたゲットーはなくて、みたいな、じゃあ今からどうする?を「それも全部飲み込んで今後も自分たちは音楽を続ける」というカマシをやった公演だと私の中で位置付けられてる。



1回目の武道館も含めて、ふたりにとって大切な思いを一つ残すところが武道館なんだなあ、としみじみする。



からの、3回目。菅田さんの武道館へのサプライズゲスト。これは完全にラジオ文脈の回収だったんすが。
元々1年くらいビーフをラジオ上でそれぞれしてて、
そっから曲作ろう!って「サントラ」と「日曜日よりの使者」を作って
で、完成した時は早く会場で、お客さんの前でやりたいね、と言い合ってたなか、コロナ禍に。
3年越しの生披露をこの間、やってきたんですよ。
なんか、それも、すごいなあ、と思って。
報われた、って言ってたそれぞれ(55周年の記念番組で菅田さんが、先週のラジオでくりぴがそれぞれその時のライブのことを語ってた)の言葉を聴きながら、あー生きてて良かったね、とシンプルに思った。




ラジオってCreepy Nutsのふたりにとってすごく文脈の中で大きいわけで、
それがまた武道館っていうまた一個、記号として彼らの中で大切な場所で披露されたことが嬉しいなあって何回も噛み締めてる。



そして、今回、4回目。ラジオ文脈も含んでる今回の公演もきっと、かけがえないやばいものを見せてくれる自信と信頼がある。




そんなわけで、

ラジオとフロホリ編




そもそも今回のこの企画、スタートがラジオなわけで。
今回の脚本を担当してるオークラさんが定期的に佐久間さんがやってるオールナイトニッポン0(3:00-4:30)にゲスト来られた回。






一緒にいろんなバラエティを作ってきた彼らが「今まで」の話をオークラさん軸で話す企画をずっとされてて。その中で2021年7月のゲスト回。そこで「これからやりたいことは?」って話の中で「東京03Creepy Nutsで武道館ライブがしたい」って言ったわけで。



いきなり。




双方の事務所どころか、そもそも当人たちにも確か言ってなかったって記憶してるんだけど。
それを改めて聞き返しててあー好きだなあと思った。
というのをオークラさん軸でも喋りたいけどそれはまた別の機会にやるので、今回は「それがラジオの場だった」ことを掘り下げたい。
すごく、もう決まってるみたいにハッキリと断言するオークラさんに佐久間さんがものすごく楽しそうに笑って



「誰に話すでもなく、ラジオでいきなり話すって大切だよね」



急にぶっ込んで言えば良い。って続けるその言葉を聴いてグッときてしまった。
あとそれって、すげえラジオだなあと思う。
もちろん、実際はコンプライアンスとか守るべきもの、情報管理とか色々されてるんだろうけど(メディアだし)でも、喋りだけという限りなく生身に近い媒体だから出来うるというか。
段取りだとか根回しだとか正誤ももちろん大切だし、それを疎かに!とは思わないけど、もう少し重点が人の心の部分に置かれてる気がする。



そして、結果、そういうやりたいに呼応してニッポン放送が「やれますよ」「武道館押さえられますよ」って即座に立ち上がったからこそ成立した企画だってことにもニヤニヤしてしまう。
それは、「成立したから」もだけど、なんかそこにいる人たちの面白いもの、やりたいことへの熱量や愛情を個人的に改めて認識してしまうからで。




これは完全なるバイアスだけど、ラジオのあの場って自分たちのそのままも誰かのそのままも大切で大好きなんだなあと思う。
なんかシンプルで不思議な媒体で、たぶん、関わるいろんな人たちが「そのまま」でいれることを好きだ、と思っていて、そこが、本当に好き。そして、それは何もしない、ではなくてあくまで自分がこだわるところをひたすら突き詰めるところは突き詰めるの「そのまま」なんだよ。
社会だとか他人の尺度とか常識とかで枠入れするものをほんの少しフリーにしてくれる場がきっかけで「なんと括って良いかわからない」なの、すっっっっっごくよくないですか?
括らないんだよ。




ところで、ちょっと話はズレるんだけど、その中でオークラさんが佐久間さんのことを


「愛を語るというブームを作り上げた佐久間さん」


とこのゲスト回で表現していて、分かるなあ、と呻いてしまった。佐久間さんの好きなところ過ぎる。
エンタメのウィンナーがあったら100本食べるとイジられている佐久間さんなわけですが、なんというか、ひたすら、好きなものの話をしている印象があって。
佐久間さん、あんなに好きなものがあるのもすごいし、面白いへの熱量、純度がすごい。定期的にあんなふうにどうやったら生きられるのか考えてしまうし、分かんねー!ってその度にする。




何かを好きでいるって誰かにマウントをとったり「というものを好きな自分」の演出に繋がりがちでそこに行きつかない佐久間さんってすごいと思う。し、だから色んな人に好かれてるんだなあと思う。
佐久間さんの好きの話って知らなくても聴いてて嬉しいし楽しい。それはきっと、本当に幸せそうだからなんだろうな。




そしてそんな佐久間さんも今回演者として関わっていて「この人舞台上にのせたら面白いぞ」ってピンときたオークラさんが活かしまくってる気配があるので、オークラさんと好きや面白いの感覚が近そうな私はわくわくしています。



この企画、本当にニッポン放送スタッフさんも含めて「面白いと好き」に対してのジャンキーたちしか関わってない気がしてて、それがたまらなく嬉しいんだろうな。





戻すと、ともかく、そういうラジオありき、の企画なように感じている。
かつ、まあ、Creepy Nutsもラジオの終了があったり、東京03Creepy Nutsのラジオや佐久間さんのラジオでそれぞれこの企画について語っていて、そういうこと含めて、きっと作り上げているなあと思う。



前提、何かを作る時は稽古場だと思うし、そこに今まで生きてきた中で身に付けてきたスキルのかまし合いだとは思う。
思うんだけど、今回についてはいつも以上に私の思い入れもあって、稽古場外の思いや出来事もが良い影響を及ぼす気がしてる。生きてる作品になるんじゃないかなあ…としみじみ思ってる。





東京03さん

といってもすごく詳しいかと言われるとそうでもないので、これは完全に「というにわか知識ですが楽しみです」という文になります。


と言いつつ生で一回見たことがあるのが
J SOUL BROTHERSの三代目の健二郎さんとの舞台「漫画みたいにいかない。」。まじであれも最高にいい舞台だったので、もう、信頼しかない。
コント的なドラマから舞台化した作品だったんだけど、本当にすごく、いい舞台だった…。なんか、東京03さん、完全に「間と空気がうますぎる」人たちだと思ってる。
なんというか、爆発的な飛び道具の笑いというよりかは積んで積んで積んでの笑いな印象があるんだよね。
そして私はそういう笑いが大好きです(飛び道具的なのも好きだけども!)
なんか積んで積んで、っていう表現なにごとにおいても好きなんだろうな。




そしてそんな東京03さんだけど、アドリブで変える人、変えない人、とまた個性の違うトリオなの面白いなあ…としみじみしてしまう。
今回、10月のCreepy Nutsのラジオと、あとこないだ佐久間さんのラジオへの飯塚さん(とオークラさんの)のゲスト回からの解像度でしかないけど、ともかく「コントがひたすらに好きな人たち」って印象が強まる一方です。



本当に今回の参加者たち、何かをちょっとイカレちゃってるくらい(褒め言葉です)好きな人々という共通点があって、そんなもんもう好きだよ。
今回深堀できないからやれないオードリーさん、吉住さん、バンドの皆さんもきっと深堀すると「何かをひたすら好き」なんだろうなって想像してしまう。
ともかく嬉しそうに自分達にとってのコントを語る話が本当に楽しくて嬉しかったな…。




オークラさんの談を借りると東京03さんは3回フェーズが変わるタイミングがあったらしくて、それが「キングオブコントの優勝」「ウレロ放送」それから「コント愛」だったんじゃないか、というのがしみじみ染み入ってる。



キングオブコント、ウレロはなんか、そうだね、と思うけど、コント愛はそうか〜〜〜最高じゃん、と思う。
ともかくコントが好きで好きで、それをずっとやっていきたいやっていく、ってしたことが別フェーズにいくきっかけになったの、すごく良いよな、と思う。




テレビを主戦場にするんじゃなくて、コントをやっていくことにこだわりたい、っていう思いで、今もずっとコントであちこち興行をやっててそれを「コントで日本を巡る旅」って表現されてたことがすごく好きだった。
もともと、それにいいなと思ったのがバナナマンさんのコント公演の打ち上げに参加した時にこうやってコントしながらあいこち行けたらな、と思ってやってきた、って、良いよね…なんかね。



あとあのラジオで色んなコントについて、ラーメンズとか、今までのコントの話とかもたくさん聴けてすごく良いラジオだったし、やっぱりそういうの、ワクワクするんだよね。
この人たちはこれができる、こんな魅力がある、でも俺たちのコントはこうで、みたいなやつ。私、表現者が、まずその自分がやってる表現の第一のファンである、ってのが大好きで嬉しいので、とんでもなく幸せなラジオだった。





コントを生で観るたびにあんな貴重な空間にいれるの最高だな、と思う。
なんか、コントって日常をどう切り取って面白がるかって表現だと私は思ってるんだけど
それを色んな土地でやって、きっと(当たり前だけど)リアクションが違うからこそ色付けされていくものもあって……なんか、それって、すごく、生活じゃんね。




あと、個人的に今回のフロホリ自体が東京03さんが色んなジャンル外の人とコントをやるためのプロデュース公演だ、っていうのがアツい。
コントが好きだから一緒にやる人たちともわくわくできることって、素敵じゃないですか。
職人的なアップデート、作り込みは自分達でやりつつ、他ジャンルの人とやるからこそ見れる景色を楽しんで、それを、また自分のフィールドに戻して…。


今回の参加者、全員自分達のフィールドに戻ったら絶対ヤバいことになると思うんだよ。語彙がねえ。でもそうとしか言えない。ヤバいことになるでしょ、だって。



違うジャンルでやってるから、で加減することなく、本気でそれぞれの持ち味を活かしつつ普段やらないことでかまし合いながら何かを一つ作るって自分のフィールドだけで過ごすなら見えないものを観る方法の唯一の手段だと思う。



そんでもって、オークラさん・東京03さんすげえな、と思ったんだけど、とはいえ、別ジャンルの人を巻き込むからこそ、「どうやれば実現できるか」をすごく工夫してるような気がしてる。
どうやったら違うジャンル外のメンバーが揃ったなかで面白いコントを作れるか、を、工夫しまくる人たちで好き過ぎるわ。


もしかしたらそれは東京03さん、オークラさんがそれぞれ、テレビとかでジャンルレスに活躍する場面が活動の一部にあるからこそ身に付いたスキルなのかもだけど。



安易に新しい景色を見よう!で無謀な手段を取るだけじゃなくて無謀を絶対に成功させるための手立てをたくさん打ってそうなところが(商業的興行だから当たり前、と思いそうだけど実際当たり前、じゃなかったりすると思うんだよね、個人的には)信頼と愛しかないぜ…。その根っこにあるのが、「コントへの愛」な東京03さん、ほんっとに楽しみだな。




稽古


ありがたいことに稽古の様子をラジオや動画でちらっと見れててとんでもなく嬉しい。すごく嬉しい。私は稽古風景大好き侍。


なんででしょうね、稽古風景が好きだ。
かといって、こんなサプライズしました!とかのドキュメントに対しての興味は薄くて、どっちかというと「今日稽古のこの人やばかった」「この芝居見てこんな風に届くんじゃないか」「すごく楽しい」みたいな、なんか、そういうのがたまらなく好きなんだ。仲がいい様子が見れたらそれで良い、というわけではなくて、むしろそういうのばっかだと「座組の仲の良さしかないのかな…」と心配になるんだけど(ナチュラル失礼)まあそれだって大切なんだけどね、仲良くない、ギスギスした環境で作られたものってそれはそれで心配になるし。
そういう意味では仲の良さとお互いにかまし合ってますの贅沢パックを味わえると私はすごく嬉しくなるし安心するしその公演への期待値が爆上がりする。そして今回のフロホリはそんな公演な気がして既に心拍数が大変なことになっています。


かつ、そういう気持ちになれるような稽古風景を届けてくれる制作スタッフさん、各ラジオ関係者の皆さんありがとうの気持ち。



それぞれのプロフェッショナルが集まってるからそれぞれの得意分野のターンで「あいつすげえ」ってなってるのが伝わってきて本当に最高にテンションが上がる。すげえいい。







この文章を書きたくて今回は書き始めました!最後のテーマはオークラさんです!


オークラさん


オークラさんをはじめに認識したのは星野源経由。ともかく源さんが好きな人、という印象からスタートしたんだけど、思えば、オークラさんの作品にはそれまでもたぶん触れてた。

ふと気になってWiki見たらはねとびはじめ、色んな番組観てた。ありがとう、色んな笑いをこれまでもたくさんもらってきた方だった…。




ともあれ、強烈に「オークラさん」として個人を認識したのが星野源オールナイトニッポンにゲストで来てるのを聴いた時で、たぶん、2021年1月の源さんの誕生日回だと思う。
そこでのトークを聴きながら、この人すげー源さんのこと好きだな、と思ったしそれが挙げられるどのエピソード、言葉も分かる、って頷いてしまうものだった。
源さんはきっと自分自身の「ズレ」を形にして、それが色んな人の「自分だけ」に刺さって寄り添う表現になってるな、と思うんだけど。それに共鳴してるオークラさんの言葉や熱量がすごく好きで、ああこの人好きだな、に変わっていた。




それからも度々、主に星野源オールナイトニッポンを通してオークラさんの話や言葉を聴く機会があって、その度にうんうん、って頷いていた私には今回の公演、完全に朗報。ビッグ最高ニュース。




今回の公演について初めて解禁されたのは、Creepy Nutsオールナイトニッポン10月の回。
その日は彼らのツアー愛知公演初日の日だったんですが、ちょうどその日、私もそのライブ行ってて。あーこの人たちすげえな、負けたくないな、でもこの人たちの表現に触れられて良かったなって噛み締めながら帰ってたあの日の翌日。
ラジオをタイムフリーで聴いててすげー震えてしまった。
ラジオ編でも書いた今回の企画が立ち上がるに至った経緯を、そのラジオでも話しててなんでオークラさんが東京03Creepy Nutsの企画を、しかも武道館でやりたかったか、って話を丁寧にしてくれた。
Creepy Nutsの初めての武道館で「もう自分はこういう日がこないんじゃないか」と思ったこと、でも自分もこういう何かを作りたいと思ったこと。
そこから色んな人がその熱量に応えて、この企画が生まれたこと。もう、それが震えるくらいに嬉しかった。




私もあの初めての武道館公演が大好きで、だから「こんな日は来ないかも」という感覚がすごく(程度は違えど)分かる!と思ってて、
その、同じような食らい方をした人がそれでも、とこなくそ、ってものづくりをすること、単純に人生の希望みたいなものな気がする。大袈裟にじゃなくて。



そしてたぶん、オークラさんも東京03の3人もCreepy Nutsの2人も、今回の公演には関係ないけど源さんも、そういう人たちなんだよなあ。





何かを好きだということ、そして好きを突き詰めたひとがいることを嬉しいと思う人がいるんだな、とこの公演について考えるたびに思い至って身体の奥からぐつぐつ元気が出る気がする。


し、そういう誰かの「無理かも、でもやりたい」をやる、に繋げていく人もいてお互いにそれが呼応しあってこの公演、企画が生まれてること、本当に嬉しいな。





「自分もこの場所に立ったら格好いいな」




そう、佐久間さんのラジオで初めてこの企画について話したオークラさんの言葉が心に残ってる。
何というか、そういうのって要る。格好いい、って自分に自分で思えること。かませてんぞ、って思えること。それは、たぶん「そうじゃない自分への恐怖」と表裏一体なんだろうけど、それでも物凄いエネルギーになり得ると思う。




そして私が「エンタメが好き」なのはそういうとこなんだ。
ここ最近、年末年始以降喰らいまくってしんどい中で、ああ好きなものがあった良かったと思った。芝居や音楽、お笑い、ラジオ、本。そういう今までの誰かの表現がすごく近くにいることを実感した。
し、それは、単に人と人の人間関係とは違うのかもしれないけど、でもあの表現を通してだけしか出会えない、やりとりできない関係があって、それが私にとって必要なんだよ。




うまくいかないこと、納得できないこと、そういうのがたくさんある毎日で、やってられないって放り出したくなる。
その中で自分の良いと思ってるものがクサされることにもすげえますますやってられなくて、
途方にくれる。

でもそういうズレてて、でも自分にとって好きなものを正解にする文化がHIPHOPやお笑いだとしたら、それってすげえ良いよね。そういうところが、本当に、好きなんだよな。
それが無理やりな形じゃなくて、観た人触れた人が楽しい気持ちのまま肯定できるような形で見せてくれるかっけー人たちに出逢えて良かった。




そして何より、それをそれぞれ突き詰めようとしてる人たちがジャンルレスにボーダーレスに「なんと括ったら良いかわからないまま」一つのものを作り上げようとするのは、最高じゃないか。


今回、この文を書いてる間、すげー幸せだった。
こんなに好きで面白くて、そしてきっと観たらもっともっと好きになるだろうなって確信を持ってわくわくできる予定があること、本当にありがたかった。し、それを噛み締めていたら、文にしたかった。ひたすら楽しみって言ってるだけだし、そもそも私の偏った知識、(なるべく過去のソースはあたったけど)記憶違いがある中かもしれないけど、でも、ちゃんと形にして残したくなった。
好きや面白いを突き詰めていく人たちに大いに敬意を込めて。



そんなわけで!いよいよ!明日、そんな最高の「東京03 FROLIC A HOLIC feat. Creepy Nuts」始まります!!!!さいっこうに楽しみ!!!!!