えす、えぬ、てぃ

お芝居の感想など

TRUSH!

とんでもない一年になる、と思った。劇団6番シード25周年記念公演第1弾TRUSH!はもう、ここからの劇団6番シードはすごいぞ!と確信とワクワクをくれる最高の公演だった。

 


公式サイトから引用の公演あらすじ


「ゴミ(TRUSH)の中を突っ走れ!(RUSH)」
劇団6番シード結成25周年記念公演第一弾は、ごみに埋もれた西部の街で繰り広げられる最高にHAPPYなダンス☆ダンス☆カーニバル!
陽気な未亡人達が、駆け落ちした令嬢と庭師が、伝説のガンマンが、荒野のならず者が、トロッコが走るウエスタンワールドで踊る!踊る!踊る!

 

 


もう、なんか、怒涛の展開なのだ。これが。
最初のオープニングアクトで、あ、これは完全に目で追うのは無理だ、と確信して観たものをそのまま楽しもうと決めた。これ、一回きりしか舞台観れない人間のライフハックなんですけど、無理やり一つに絞ろうとするんじゃなくて空間全部を焼き付けるってのが一番。空気全部を吸い込む感じ。
怒涛の生演奏に、生歌、ジャグリングにすごいダンスやタップダンス、そして、足踏み。
も、これはすごいぞ、と。
これでもか!ってくらい繰り出されるのでずっと楽しい。一瞬たりとも気を抜かずずーーーっと楽しい。脳にアドレナリンぶち込まれてるような感覚に陥る。


私が特に好きだったのが足踏みだ。
もうこれは完全に好みの話なんだけど、足踏みが好きだ。あの、言葉にならないだけどダイレクトにその感情を叩きつけてくる足踏み。
六行会ホールは広い上に音が広がる構造っぽいので、こう、真ん中らへんで見てるとさすがに音はそんなに殴ってこない。殴ってこないんだけど、むしろ殴ってこないからこそ、その音の鬼気迫る感じというか、彼女たちが、あるいは大地に眠る彼女たちを思う男たちが何を感じ、思ってるのかが肌に刺さる。
それは、リアルタイムで起こっている本物、だと思った。

 


この公演すげー!と思ったのは、この本物って奴です。

 


とんでも設定やとんでも展開が、それはもう殴りかかってくるのです。
ちょいちょいちょーい!とツッコミたくなるようなことも、ちょこちょこ起こるわけです。
でも、コメディとシリアスの空気感の変化とか役者さんたちの佇まいや表情が、も、その人でしかなくて、信じちゃう。
というか、本当にあの空気感のぴりっとした変化の心地良さ!!!
もう安心してジェットコースターにずっと乗ってる感じ。というか、オープニングアクトで、あ、これ絶対好きで楽しいやつ!って確信してからはもう完全に身と心を委ねてひたすら楽しんだ。
なんか、あらすじとかストーリーとか、勿論それもなんだけど、このお芝居は肌に残ってる感じがする。

 


ワイヤーで飛んだり、歌ったり踊ったり演奏したり。


演劇って、平気で何百年って時間を行き来したり、色んな場所に行ったり、するじゃないですか。
それって、生身の人がやるからこそ起こせる奇跡って気がこの公演を観ててしたのです。


なんか、書こうとしてるんだけど、ただただ楽しくて楽しいって気持ちは紛れも無いのに、それ以外うまく言葉にならない笑
と思ってたら、松本さんの終演後のブログ読んで、あ、これがある意味で正解なのか!と納得してしまった。
ほんと、どんな人でも楽しめるお祭りだったと思う。


それは、キャストスタッフの総力戦っぷりと、全力で楽しい、を突きつけた結果なのだろう、とたまらなく嬉しくなるのです。
(ツイートもしたけど、照明が最高に好きでした)(めっちゃストレートで、だけど雄弁で、かつ、役者さんが最高に輝く最高の照明でした大好き)


ある意味で、そのお祭り感って、6Cさんらしからぬ、なんだけど、


ゴミって言われたマシューやロックが立ち上がったり、女たちが今度は大切なものを失わない、と立ち上がったり、
なんだか、そういう人の底力というか。
立っている人の格好良さ、は6Cさんならではの大好きな表現でした。中でも、アール役の宇田川さんの言葉で語り過ぎず、だけどその背中でガンガンに魅せてくれるそのお芝居は、あーーー大好き!って叫びたくなるものでした。


絶妙な遊び心と非現実感、それに本気の感情が乗っかる。あれは、6Cさんならではのお芝居だったと思います。


たぶん、とらっしゅへの気持ちは観た直後のこのツイートが一番表現できてたと思う。


「お芝居は、どこにでも行けて時間の流れだって自由自在で色んな奇跡を、生身の人間が起こす魔法なんだな。最高に元気出るので、ほんと、ほんと #とらっしゅ すごい。好き。」

 


本当に、夢のようで幸せな大好きがたくさん詰まった舞台だったんです。それは、たぶん、生で触れたからこそ、そう思うんだ、と思いました。良かったー!


楽しかった!!!!!!!!!!

 

 

ここから始まる25周年記念公演が、そして、26年以降の劇団6番シードさんがとんでもなく楽しみだ。