えす、えぬ、てぃ

好きなものの話をしよう

おくりもの

どうにも、最近落ち込んでいる。

今回ばかりはちゃんと原因がはっきりしている。

仕事は決して調子がいいとも言えないし、プライベートでもいろいろありぎりぎりで保っていたつもりの色んなものがぽっきりとまた折れている気がする。

 

 

とはいえ、季節の影響も大きそうでこんなに寒暖差が大きく、気圧も上がったり下がったりでとんでもない。そりゃあまあ落ち込むだろ、とも思う。

だけどやっぱり「だから仕方ないよ」と言われたところで「諦める理由じゃなくて、この気持ちをどうにかしたいって言ってんの!」と地団駄を踏みたくなってしまう。

もうそっからは無気力。完全に何もしたくない。やりたい、楽しい、へのアクセスも億劫である。

気が付いたら、半日ぼーっと好きなYoutubeの配信を流しながら布団の上でぼんやりしてしまった。

 

例えば休みの日。

ちゃんと休んだほうがいいし、それは肉体的にもそうだし気持ち的にもそうだし、となると結構むつかしい。

気持ち的に回復することを優先すると体力の消耗を回復できなかったりするし

かといって、体力回復のためじっとしてたらなんだかもったいなかった気がする。

そう思うと、今日は終わった時点でよかったと思うのか、もったいないなと思うのか、どっちなんだろう。

 

なんとなく落ち込んでいる理由は分かっている。

はっきりしている原因の話だけじゃなくて削られてきたものが復活していないから、というのが一番な気がしている。

仕事でよく上司から「ちゃんと自分をほめないとだめだよ」と言われるが(私個人に、というだけじゃなく全体発信として)褒めるきっかけを探しすぎると虚しさを増してしまうので難しかったりするんだよな。

自分が頑張っていないとは思わないし、だけど、でも、褒める場所が見つからない。

 

なーんてことをいちいち考えていると、そりゃ元気なわけがないわけである。

 

 

そりゃそうだわ、と思いながら、昨日久しぶりに友だちに会った。

なんでもない流れでハグをして「あー学生時代はよくハグしてたな」なんて思った。

ハグは、人のストレスを半減する効果があるらしい。帰ってきてなんとなく虚しさが減っているような気がして、あの言説は本当なんだなぁと思った。

 

それから、不意打ちでおじおばから美味しいケーキが送られてきた。

美味しかったから是非と思って、というメッセージに、この間地元に帰ったときに買ってきたとっておきのコーヒーを挽こうなんて気持ちになった。

ごりごりとコーヒーが粉になるのを観ながら「ありがたいな」と思った。

別にどうこうしようと思っていたわけじゃないけど、自分に何かあったら、こういう心を動かしてくれた人の気持ちをほんの少し、損なうことがあったりするんだよな、と思った。

 

贈られたのはとてもおいしいリンゴのケーキだった。

ちょうど季節のものを食べたいなと思ってたからうれしい、と思いながらお礼の連絡を打つ。打ちながらおいしいものを食べたときに「食べさせたいな」と思ってくれたんだなぁということをちょっと嚙み締めた。

 

相変わらず元気はない。ないんだけど、落ち込み続けるつもりもない。

自分にできる範囲で自分の機嫌をとったり諦めてひたすら寝たり。そういう風にして、やっていく。

ご褒美みたいなとびきりの嬉しいがくることもあれば、カイロみたいにほこほこと嬉しくなることもあるだろうし。

 

なんでもない日記だ。だけど、いつかこれを読み返して元気になることもあると思う。

学生時代に書いた日記や文を、この間たまたま読んだ。

「同じようなことを悩んでるな」とか「これでもちょっと悩むのに酔ってもいそうだな」となんだかほほえましくなってしまった。

いずれにせよ、ちょっと元気が出た。なんだか安心したのだ。

覚えていない記憶が、大丈夫、と言ってくれたような気もした。

 

そんなわけで、このブログも500記事目らしい。早いな、とも思うし、意外にまだ書いてないな、とも思う。

これからも、文を書きたい。書いていたらこんななんでもない日記も「大丈夫」といつかの私の肩を叩いてくれるかもしれない。

何より書いた今、ちょっとだけすっきりもしているんだ。