えす、えぬ、てぃ

好きなものの話をしよう

あまろっく

「ここでこの時観たこと」そのことが、奇跡のような瞬間を生むことがある。私が、映画を観るために極力映画館に足を運びたいと思うのはそんな経験を何度かしたことがあるからだ。そしてこの「あまろっく」もあの日、あの場所、尼崎で長く愛されている「塚口…

あさ

改札で、誰かが引っ掛かる。そのすぐ後ろ、走りながら階段を駆け降りたひとがいたから「ああ大丈夫かな」とドキドキした。案の定、何度タッチしても改札を通れず、後ろのひとがイライラし出す。結局、駅員さんが「先に通してあげて」と促した。通り抜け走る…

"梅田サイファー と chelmico" at 心斎橋JANUS

楽しいな、と思うと同時に「ああそういや最近こういう感じ、なかったな」と気付いた。 "梅田サイファー と chelmico" at 心斎橋JANUSに行ってきた。 少し前から無性に「クラブで音楽聴きたいなあ」とぼんやり思っていた。頭を空っぽにする時間がいるのではと…

誰か、この声を聴いてよ

星野源のライブを見ながら、この日記を書いている。ああこの人のライブが、音楽が、表現が好きだと思う。踊るように歌うように揺蕩うように、ライブを楽しむ。ああ、このひとの表現がこの世にあって良かった。 静かに、傷付いていたのかもしれない。そんなこ…

こだわりのあるひと

こだわりがある、ということに対しての付き合い方がまだわからない。生活の中、こだわりにぶつかった時の振る舞いをまだ見つけられていない。いやそもそも「こだわり」という言葉がなんとなく苦手だ。引け目のようなものを感じてしまうのかもしれない。食べ…

ただいまを言う場所

ここ最近、1週間に数回、届くお便りを楽しみにしている。メールの未開封通知が数千を越えている私にしては珍しく、届くと毎回しっかり開いて、目を通す。なんのお便りかといえば、「執事の館」の松原さんのお便りである。 執事の館とは、愛知にある館である…

口ずさむ音楽

口ずさむような音楽なんだ、と思った。それからじわじわ、ああそうだ、そうだな、と思って愛おしくなって、そんなことをずっと考えている。 そういえば、岡崎体育さんに興味をもつきっかけの半分はSNSの話題である。今回の次回ツアーチケットが分譲マンショ…

続ける話

今日も今日とて、頑張った。ここ最近、スパイスを入れたスープにマロニーや豆腐を入れてもしゃもしゃと食べることにハマってる。時々、まともな献立を作っていないことに怯えはするが、とはいえ、作ろうと思えば作れるな、と思うことでなんとか安心してみる…

やりたくてやる

なんの意味があるの?と言われたら意味なんてないよ、と答えると思う。 つくのラジオごっこの話である。すっかりこのわがまま日記も26日目で、なんだかんだ終わりが見えてきた。文を書くことについてはおかげさまで苦がないのだなあとしみじみする。そういう…

へんなの

面白いって変だ。そんなことをずっと考えている。面白いって、楽しいって、なんか変だ。 じゃあもう早く感想書けや、なんだけど一昨日ライブに行った時からふわふわと心の一部が帰ってきていない。でも、なんだかいつものような「ひたすら反芻する」ともまた…

おともだち

友だちとたくさん遊んだ。この1週間、なんだか、友だちとたくさん遊んだ。そのことをしみじみと噛み締めている。誕生日の前後だったこともあり、またちょうど「友だちと観たい」がたくさんあって、それで、友だちとたくさん遊んだ。楽しいこと、面白いことと…

日々を重ねる

誕生日である。時々1日に2本あげるなんて言う裏技をしていたけども、ともあれ、23本目の3月のわがまま日記である。今回分かったのは、酒飲みに「毎日何かやる」というのは結構ハードルが高いことである。その前提で予定を組み込めば良いんだけど、これくらい…

ただ空高く舞え

自分の仕事がどこに繋がるのか、考えていた。 1ルピーで人々を空が飛べるように。飛行機は富裕層のためだけのものではなく、庶民にだって与えられるべきだ。そんな思いを持った主人公ネドゥーマーラン。そんな彼の過ごし方、熱意や言葉、そこから動かされて…

好きとか〜嫌いとか〜

春だからか、最近恋バナを振られることが多い。とはいえ、私には本当に恋バナの引き出しがなく、盛り上げられる気もしないし価値観が合わずで終わる可能性が高すぎてやんわり「あんまり相手に適してないですよ」とお伝えするようにしている。 が、まあ、分か…

塚口サンサン劇場のはなし

「ああ、つくさんが好きな映画館ね」最近そう言われることが増えてびっくりする。よくよく考えれば、あれだけ定期的に呟いているので、フォロワーさんの印象に残るのもそりゃそう、かもしれない。元々取り組みが面白く、またそのアカウントの使い方なども個…

入村許可は一生出ない

人と話をして誰より私が「大丈夫」って言って欲しかったんだなあと反省することがある。でも、そう思った後に「別にそれでもいいじゃんね」と思った。無自覚にはやってしまいたくないけど、自分に言いたい、あるいは言われたかった「大丈夫」を口にして、世…

ペルソナを剥がせ

うっわ、と思った。それは唐突に、パズルのピースがハマるみたいに気付きで、危うくそのまま座り込むところだった。 むしゃくしゃしていた。かの邪智暴虐な、とあの文学作品でしか耳にしたことのない言葉を頭の中で唱える。なんならそこから厚顔無恥な、とか…

フワギャルのひとりごと

フワちゃんが好きだ。テレビをほぼ見ない人間なので「テレビのフワちゃん」は詳しくない。だけど、フワちゃんが好きだ。映像を見るのが下手くそでYouTubeだって使いこなせていない。それでも、フワちゃんが好きだ。 度々、私はこれまでもフワちゃんのことを…

「分かる」

お前に俺の何がわかるんだよ、と思う夜もあるし「簡単にわかる、なんて言っちゃダメなんだけど」と前置きすることもある。 あるのだけど、時々、なんてことを考えながら「安易な同意こそひとを傷付ける」なんて思い付きもせず無邪気に純粋に「わかるよ」と心…

ブルータス、お前もか

世界史の授業の呪文のような言葉は習いたての高校生が夢中になる。と思う。少なくとも私が高校の時はそうだった。世界史を好きか嫌いか関係なく、出てくる単語や名言、その意味そのものというよりも口に出した時の気持ちよさ、語感で言葉が流行ることがある…

韻ナーマッスルが欲しい

韻ナーマッスルが欲しかった。 去年、1年間ラッパーKBDさんが出した韻が書かれた日めくりカレンダーを毎日めくりながら韻を踏むチャレンジをしていた。#365日韻踏みたいとハッシュタグをつけてチャレンジしていたが、途中で挫折した。 そもそも、韻のチャレ…

草むら歩く

アイテムとって、とか、好感度を上げるイベントをここで起こして、とか。ゲームが苦手なくせに「あ、もうやだ」と思うと脳内でゲーム化してしまう、この癖は一体どこからきたんだろう。恋愛シミュレーションのゲーム原作のアニメで好きな作品はあれど、実際…

美しいひとへ

ステージが好きだ。演劇、ダンス、HIPHOPにJ-POP。その他もろもろ、ともかく生身の人間がそこに立ち、作り上げるステージが好きだ。特に熱をあげるジャンルはその時々で違っても結局私は「生身の人間」を感じられるステージが好きなのだと思う。 そのステー…

近所の定食屋が潰れた

近所の定食屋が潰れていた。と書き出すと、まるでその定食屋の常連、そうとまでは行かなくても何か思い入れがあったみたいだけど、ぶっちゃけ一度も行ったことはない。こないだ家賃が引き落とされる通帳を観たら次の秋にはこの家に住んで3年が経つのに、だ。…

深夜のおしゃべり

死んだような過ごし方をした週末だった。予防接種を済ませ、お、ここ数回より随分楽じゃないか、と油断した夕方。スコン、と意識が落ちてそこからじわじわ熱が上がった。息も苦しいしあちこちが痛い。念のため、と着けていたスマートウォッチを確認したら「3…

香りを取り戻せ

料理が好きかと聞かれると全くそんなことはないが、苦手かと言われてもそこまででもない。なんとなく、でそこそこ美味しいものは作れるしレシピを読んだ時にある程度理解できたりするのは親のおかげだなあと思いつつ記憶頼りの創作料理を作ったりもする。仕…

黄色の花によせて

小さい頃、探検家になりたかった。今思えば、いやふりかえらずとも私は落ち着きのない子どもだったので、世界のあちこち、なんなら宇宙すら飛び出すような人になりたかった。だから、校区外にだって平気で遊びに行くような子どもだったし、どんな自然にもわ…

カフェにて

カフェに寄った。朝ゆっくりな出勤の上に、思い立って自分の身体のメンテナンスをしようと病院に行ったら出勤までが半端な時間になったからだ。ついでにいえば、放置していたメンテナンスをやった自分へのご褒美もしたくて、カフェに寄る。 本当は、さくらド…

耳から逃避行

星野源のオールナイトニッポンが放送された。1月2日にやる予定だった2023年の放送を振り返る「星野源アワード2023」をこのタイミングで再編集され、満を持しての放送だった。 1年って早いな。こうして星野源アワードを聴くのは4回目だろうか。2020年の秋から…

落下速度

満足してえーと思う。満足したい。もうこれで十分、と思いたい。 数字を追いかける仕事をしてるからだろうか。ここ最近、よく評価に固執している自分に気付いて「そういうのから離れて生きていければなあ」と思う。ただ、そういうのをだせえなと思うと固執す…