えす、えぬ、てぃ

好きなものの話をしよう

異世界混合大舞踏会(feat.おばけ)

世界がばらばらだったらいいと思う。
最近特に思う。
別に世界が一つになったことなんてない。むしろ分断は広がってだっている。
それでも、だからこそ、世界がばらばらでいれますように。そうずっと思ってる。



星野源の新曲が出るたびに確実にわくわく楽しくて嬉しい気持ちになる。それがどれくらい心強いことなのか、もはや、言い尽くしたくらい、口にしてきたと思う。
それでも、毎度新鮮に私は、うれしいと言う。



異世界混合大舞踏会(feat.おばけ)は曲の配信と共にMVが公開された。
その予告となったディザーでは青いお化けがヘッドホンをしてひとり楽しそうに踊っていた。短いリズムだけでも楽しそうなその音楽にわくわくしながら待っていたひとは多かったと思うし私も例に漏れず、そんなひとりだ。



なんでわくわくしたんだろう。こんなに楽しみだったんだろう。
所謂「食らう」感じはフルが配信された時も感じなかった。食らう感じはむしろ前回の喜劇の方が大きくて、でもなんだろう、駄菓子をポケットいっぱいに詰めたようなわくわく感があってそれがなんだか嬉しく楽しい気持ちで一曲聴き、MVをつける。やっぱり楽しい。どストレートにああだこうだと話したい!にはなってないけどそわそわと楽しい、にやにやする。
そんな気持ちのまま見ていてあるパートで不意打ち、涙が出た。



異世界混合大舞踏会(feat.おばけ)のMVはある少年が音楽を聴きながら歩いてるところから始まる。
音楽を聴き、お化けに出会った彼の物語。大きくなっておばけが見えなくなっても、近くにいること。一緒に踊ること、一緒に踊っていても形が違うおばけたちは踊り方が違うこと。


見えなくなっても、会えない時間が長かったとしても同じ音楽で一緒に踊れること。


なんかそれが妙に嬉しくて気が付けばにこにこしながら笑っていた。
なんだろうな、と思った。どういう時に聞きたい、とハッキリしてるわけじゃない、こんな気持ちになったと喋り倒したい気持ちになってるわけでもない。なのになんだか、妙に好きだ。
聞き倒すでもないんだよな、と思いながら時々不意打ちで流して、にやにやする。
この感覚はなんだったんだろうな、と思っていたんだけど、それが今週、19日放送の星野源オールナイトニッポンを聴いてなんとなくわかった気がした。



星野源オールナイトニッポン | OBCラジオ大阪

#radiko #星野源 #オールナイトニッポン



思いがけないスペシャルゲストも参加しての星野源オールナイトニッポン


なんか、それも、全部楽しかったな。


最近、星野源オールナイトニッポンを聴いてる時内容がどうこうに関係なく、にこにこしてしまう。落ち着く。
あれはなんでだろうと思ったんだけど、それは「楽しい」があるからだ。
楽しいこと、面白いことはすごいと何度も口にしてだからそれを作るのだという源さんが好きで、そんな源さんそのものみたいなラジオを聴くと、セーフティネットのような、そんな気がしている。
スペシャルゲストについて大袈裟にどうこう言うのではなく、ただただ「あるよね」と穏やかに笑う、楽しむ。そんなところが、私は好きで安心する。
違うことを声高に非難しないし良いことだとも騒がない。でも、ただただ、そこにあるよね、とだけ言う。
それでいいじゃん、と思う。


違うまま、ひとりでもみんなとでも踊れる。自分が知らなくてももしかしたら誰かとなにかと踊ってるかもしれない。
そう思うと、悪くないどころか最高な気がする。
今日も朝も夜も、この音楽を流そうと思う。流して踊る、その隣で誰かがリズムをとってる姿を想像できることは楽しいな。