えす、えぬ、てぃ

好きなものの話をしよう

続・ラジオごっこの話、とMIU404の話


ラジオごっこを、9月からやってる。
という話はブログでも時々してきた。




源さんの「(リスナーのみんなも)ラジオやってみたらいいよ」という言葉を軽率に「そっか!」と受け止め、友達を巻き込み去年の秋から始めた。かと言って「ラジオ」にここ数年手を引かれなんとかやってきてる身としては、恐れ多くもラジオです!と名乗れず、気持ちばかりの"ごっこ"を付けることで遊びなので許してくださいね、という保険をかけながら、気が付けばもう結構な回数をやってる(そしてズボラなので正確な回数を覚えていない)



そして、今年に入ってから(途中別テーマを挟みつつ)自分にとって大切なMIU404というドラマをテーマに少しずつ観ては、そのたびに話をするラジオごっこをやってきた。
その毎話の感想回が昨日、一旦という形ではあるけれど完走した(まだまとめ回をやるつもりはあるけれど)




好きなものの色んな話、色んな人の色んな思いをこのラジオごっこをきっかけに聴くことができたのが本当に嬉しい。
あと、ラジオごっこで話してたから、と友人はじめ、色んな人が観てくれたりして、もう本当に飛び上がるくらい嬉しい。良い人過ぎんか?まじでここから当面美味しいものを食べ続けて欲しいし、出掛けるたびに良い天気に恵まれて欲しいし、夢見よく過ごして欲しい。



MIU404が好きだ。
昨日、久しぶりに9-11話を見て、しかもそれが初見のソラちゃんと一緒だったから、その上結構疲労が溜まってる状態だったので、気持ちが2020年に戻っている。
だから余計に思う。私はMIU404が好きだ。
MIU404は、私に「追いつく」ことを何度も何度も教えてくれた。
スイッチがMIU404には出てくる。ほんの少しの些細な、見逃してしまうようなきっかけで大きく人生が変わる。良くも悪くも。そのスイッチを人が押せるのか、押せたとして意味はあるのか。見る度に私はそのことを考える。物語どころか台詞も表情も何度も何度も観て覚えるどころか焼き付いてるはずなのに、それでも、毎度、考える。
考えて、考えるたびにドラマの話数が重なるたびに何度目か分からないくらい傷付いてガッカリして、そこからもう一度、間に合う、と思う。
間に合う、追いつく。スイッチを押すこと、それが本当に意味があるか分からないくらい些細であること、それよりも圧倒的に「諦めた方が早い」ことに何度も打ちのめされても、それでもプラスになることを祈って、ひとは生きて、スイッチを押そうとする。これが、プラスのスイッチになることを祈りながら生きていくしかない。




っていうことを、ずっとツイートでもブログでも話しているんだけど、今回、ラジオごっこでも毎話毎話、私はきっと、この話をしてきたと思う。
毎度、ではあるんだけど、私はそれを、何回も新鮮な気持ちで焦がれるみたいに口にしてて、なんかそれを、色んなひととできたことが嬉しかった。
直接相槌を打ってくれる、打って色んな考え、見え方を返してくれるソラちゃんはもちろん
数回前から始めたハッシュタグを使って、色んな聴いてくれるリスナーさんたちが見えてる景色を教えてくれたこと。
なんか、それが、本当に嬉しくて仕方なかった。



少し前、DJ松永さんが、ラジオを聴いてる時、まるでパーソナリティが自分のためだけに喋ってくれてるような自分の都合の良いように解釈ができた、という話をしていた。
話しながらそんなことを思い出していた。逆なんだけど、まるで、本当に聴いてるひとりひとりと喋ってるような気持ちになった。伝わったかも分からないのに、それでも、なんだか一緒に話を向き合ってできたような気がしたのだ。




なんでだろう、ということをラジオだ、と思えば話せる。それはたぶん、私のラジオへの感傷とソラちゃんへの信頼とリスナーのフォロワーさんたちへの甘え120%ではあるんだけど、それでも確かな体感として、ラジオなら話せる。し、届いてる気はする。それは、錯覚なのかもしれないけど。




喋ることというか、雑談が苦手で人付き合いが苦手で「伝わらない」ことに何度もギシギシ苦しんできたけど、
もしかしたら、伝わるのかもしれない。意味のないスイッチはたくさんあるどころか、最悪の事態に向かってしまうスイッチを押してしまったんじゃないかと不安になることも多い。
それでも、もしかしたら。
そう思えたことが、私はとんでもなく嬉しかった。まだ、めちゃくちゃ、噛み締めている。
こんな風に、面白いということ、好きなことを話せる場所があって良かった。そういう話を一緒にしてくれる友人がいてくれて良かった。話したいと思うくらい、面白いこと、好きなことがたくさんあって良かった。
もしかしたら、届くかもしれない。届いたのかもしれない。それを信じて、まだ私は頑張れるような、嬉しいことをしっかり確認しながら歩けるようなそんな気がしている。




本当にありがとうございました。
まるでこれが最終回っぽいけど、まだまだこれからも不定期的にラジオごっこをやっていくと思うので、もし機会があれば遊びにきてください。



(書き損ねてツイートしたけど、忘れたくないからブログにも追記しておく)
ラジオごっこでもブログでも解説はしたくもないし興味もないしできるとも思ってなくて、好きを言葉にし続ける方法で、なんとかやっていけたらいいな。強い言葉で何かを否定したり、忘れられもしない許せもしないことを飲み込んで変えれるくらい、楽しい話ができたらいいのになできるんじゃないかな。



MIU404の9-11話で考えたこと思ったことをひたすら話してるラジオごっこ、期間限定でspaceにてアーカイブ公開中です。