えす、えぬ、てぃ

好きなものの話をしよう

菅田将暉のオールナイトニッポン最終回を聴き終えて

初めて聴いた時は驚きました。

元々の印象は「この人の芝居が好き」。
だからこそ、スピーカーから聴こえる賑やかな声に納得するような、びっくりするような不思議な感覚になったのを覚えています。
そういうものが無い混ぜになって、表すなら「驚いて」、なんなら最初は熱心に聴いてたわけじゃありません。


たまにタイミングが合えば、タイムフリーで聴く番組。
それをいつから熱心に毎週楽しみにして聴くようになったのか、覚えていません。
他の聴いてるラジオは、「この日こういう理由で」ときっかけを覚えてるのに、このラジオはある日気がつけば、私の日常にありました。


薄暗いキッチンに携帯を持ち込んで、朝早く、憂鬱な気持ちのまま再生ボタンを押し、バカだなーと笑って、「普通」の顔を用意する。
それは決して嫌な感覚ではなく、「こんだけ笑ったから大丈夫やわ」みたいなあっけらかんとした心地で私はそれが大好きです。



菅田将暉オールナイトニッポンは、結構、テンションがずっと高い。
関西弁でテンポ良く進み、スタッフを弄り、リスナーをいじり、いじられ、吠えたり爆笑したりする。



俳優菅田将暉、ということを忘れて私たちは"ツレのまさき"みたいな感覚でラジオの前にいました。いつだか、リスナーは友達じゃないから!と吠えていたけど、それもげらげら笑ったし、なんというか、不思議な感覚がずっとあるんです。
ヘビーリスナーじゃありません。初回からどころか、聞き出してから習慣化したのも、ゆっくりでした。そもそも、もちろん、友達でもなくて向こうは顔も知らない私なわけで、それでもあの2時間ラジオのこっち側と向こう側で一緒にげらげら笑ってる私たちは、友達に似た何かだったのだな、と最終回を聴き終わり数時間経ったいま、思います。



最終回は、たくさん笑うだろうと思ってました。案の定たくさん笑ったし、新参リスナーにはわからないおからだけが残るまでの歴史を分からないながらに楽しく想像したりもしました。
思えば、まるで全員知ってる前提でお構いなしに話す内容はいつだって全て知ってるわけじゃないのになんでか楽しいあれも、不思議な感覚でした。
笑って笑って、ひたすら笑ってそのくせ最後にしっかり泣かしてくるの、ほんっとにずっこいわぁといまだに思います。知らないと思っていたにわかリスナーだから、という気持ちは最後の振り返りのほとんどに「ああ懐かしいな」と思った時、結構消し飛びました。


菅田さん(リスナーのメールのその呼び掛けへのはい、の温度感が本当にずっと好きです)
次の居場所を見つけてください、と言った、新しい番組もたくさんあります、と言ったとおり、私はこれからもたくさんラジオを聴きます。来週のCreepy Nutsのラジオだって楽しみです。
そうして新しい居場所を増やしながら、いつまでも、またこうして変な距離感で、名前のつけられない限りなく友達に似た関係で、一緒に笑える日を楽しみに過ごさせてください。

ひっそりとラジオを聴いていたリスナーの、勝手なお願いです。



菅田将暉第一章の終わりの少しの期間ではあったけど、お芝居だけじゃなく、ラジオでも出逢えて良かった。本当に幸せです。第二章も楽しみにしています。



人間菅田将暉劇場、見事な閉幕でした。
ほな。


菅田将暉オールナイトニッポン | ニッポン放送 http://radiko.jp/share/?t=20220405010000&sid=LFR #radiko #菅田将暉ANN #菅田将暉