えす、えぬ、てぃ

お芝居の感想など

LDHのパフォーマンスに感動した話


EXILEが好きだ、というと顔だろって言われて腹が立って、話を聞いて頂いてスッキリしながらも結局考えてるとそこに行き着くので、文にすることにする。
正直ハイローから入っただけだし、まだ好きになって日も浅いので、そうじゃないよ、の部分もあると思うけど、これはあくまで、私の話として、書く。

EXILELDHの好きなところはたくさんあるんだけど、何よりパフォーマンスが大好きなんだよ、という話だ。


ダンスや、パフォーマンスが好きだ。
それはもしかしたら一番最初に好きになった劇団さんの影響かもしれない。
ともかく、アクションとか、パフォーマンスとか、ダンスとか、そういう身体表現が好きだ。
できたら抽象的なものよりバリバリのパワー系やスピード感があるものが好きだけど、でも、ともかく、まず全般的に好きだ。知識があるわけでもないけど、むしろないからこそ直感的に好き、と思う。
そんなわけで、ハイローを観たきっかけも(色んな要素があるけど)アクション、が大きかったし、RUDEBOYSのパルクールを用いたアクションが私をリピートへ導いたと言っても過言ではない。

じゃあ得意かというと、それはもう、悲しいことに全くだ。ダンスの授業が取り入れられた世代ではあるけど、楽しいと思ってても得意だと思ったことは一度もない。し、楽しくても振り覚えるのはともかく遅かったし、よくなんかちょっと違う、と首を捻られた。漢字とダンスをオリジナルに変えることに定評があった。
どうしたらダンスが格好良く見えるようになるか聞いた時、だいたい私の周りのダンスが好きでうまい人たちは止める、の見せ方だ、と答えた。で、そこに筋肉がいるし、神経を使う、と。本当かどうかは分からないけど、たしかにそこを意識してるという彼女たちのダンスはめちゃくちゃ格好良かった。今でも覚えてる。


そんなことを、HiGH&LOW THE LIVEを初めて観たときに思った。
正直にいえば、EXILEに苦手意識が全くなかった、とは言えない。なんかよく分かんないけど怖い、とまさしくナイトヒーロー の栞ちゃんみたいなことを確か学生時代言ってたと思う、さすがに全員が沖縄出身なんでしょ?とは思ってなかったけど。
何より不思議だったのは、なんでそんなに人数いるのに2人しか歌わないんだ?何故ほとんとのメンバーが踊ってるんだ?だった。ジャニーズとかも良くは知らないけどだいたいみんな歌うよね、と歌番組に出演してるのを見るたびに首を傾げてた。
格好いい、という評価は知ってた。
ただ、私はあまり人の顔の美醜が分からないというか、え、表情筋次第じゃない?と思ってるのでイケメン、と言われてても、へえそうなんですね、そうか、こういう顔の人たちが所謂イケメンなんですね、とぼんやりしてた。
人の顔の見分けがなかなかつけられないので、その辺はどうかご容赦くださいって感じだ。その人の表情筋の動き方を覚えてたぶんようやく人の顔を認識するんだと思う。この機能については我ながら早く改善されてほしい。

そんな私が、だ。

びっくりしたんだ、ザラ冒頭のハイグラで。

格好いいな、とは思うようになってた。ハイロー完走後だったのでこの役の人、と解説されればしっかり認識できるようになってたし、何人かは明確にこの人好き!と言えた。
だけど、そんなことより何より、あのパフォーマンスで、え、と思った。

めちゃくちゃ格好いいやんけ。

も、最高に格好良かった。あ、と思い出した、止める筋肉。ただ振りを覚えてリズム数えてもどうしても見てるダンスに近付けなくてポイントを聞いた時に教えられた、止める、だ。
そんで思い出した。ダンスって、すげえ筋肉を使うんだ。
殺陣について、とあるお芝居のスタッフさんが、斬られて止まる瞬間が一番命を削るように体力を消耗するのだ、といつだか言っていた。止める、ってそういうことだ、と私の中には刷り込まれてた。

も、すげえの、バシバシ止まるし、その次の瞬間にはしなやかに動いてんの。
そんで、表情。
どんな凄い動きも死んだ顔でされたらたぶん何一つ残らずさらさらと消えちゃうんだけど、生き生きした表情だと何万倍にもなって届くんだよね。
あーーーーこの人たちは、パフォーマー、なんだ、とその時ようやくなんでボーカル以外が歌わずただ踊ってる、パフォーマンスしてるかを理解した。それぞれがそれぞれのフィールドで、それぞれの表現をぶつけ合うのがこの人たちなんだ。それが合わさってすげえもの作ってるのがEXILEを初めとするこの人たちなんだ。

すげえ、と何回も言っていた。
顔もいい人たちだと思った。持て囃されるオーラも顔立ちもスタイルもある、と思った。でも、それだけじゃなく、それ以上にこの人たちはこの表現があって、何よりそれをこんなに生き生きしながらやるっていうことが魅力的で、だから、こんなに人気なんだ。
THE LIVEでそれを理解した。

顔が良いだけで、作れるような立てるようなそんな生易しい場所にはとても思えなかった。
何より筋肉ってそんな簡単につかないし、よしんば体質的についたとしてもそんな簡単に、魅力的に使いこなせるようには思わない。
それをこんな笑顔で楽しそうにやってのけるこの人たちは一体何者なんだ、と画面を見つめながら思った。

パフォーマンスって、見る機会あります?
ダンスは?
たぶん、ほとんどないと思う。

ほとんどない、というと語弊があるんだけど、でも、その機会や触れることができるフィールドってすごく限定的だと思う。
だからこそ、歌の力も味方につけて、あのパフォーマンスを身近なものにしたLDHって人たちに私は感動した。
色んなエンタメの門戸はそれぞれ限られてる、ってよくいうけど、例えばクラブミュージックとか、そこで行われてるダンスやパフォーマンスって、少なくとも私は縁のない、遠いものだった。だけど、あ、こんなに格好いいんだ、と受け取りやすい形で出会わせてくれたのがLDHだった。
パフォーマンスを観ることは好きだけど、例えばそれを観に行くのに友人を連れて行くのはなかなか難しい。とっつきにくい、と思われる確率も高い。だけど、ランニングマンの話は別にパフォーマンスに興味がない人ともできるのだ。もしかしたら、そこからパフォーマンスやダンスに興味を持ってもらえるかもしれないし、更にもしかしたら、いいなって思ってもらえるかもしれないのだ。
その可能性がどんなに嬉しかったか、私にはうまく言葉にする自信がない。だけど、好きになってから数週間、その可能性の事実を噛み締めてニヤニヤしたりぐすぐすした。

まさかEXILEのこと好きになると思わなかったなあーと呟いた私に友人が言った言葉を覚えてる。
つくさん、アクションもダンスもすごく好きなんだからいくらでも好きになる要素あるでしょ、むしろなんで今まで好きじゃなかったのかって感じですよ。
いやほんと、それなって感じだ。
それくらい、大好きな表現、が詰まってた。
それがテレビやDVDで気軽に見れて誰かと共有しやすい規模で存在する、正直それは凄い奇跡に思えた。

なので、私は彼らのパフォーマンスが好きだ、と言いたい。何回でも言いたい。たぶん、ここをわざわざ読んでくれた人たちはもう知ってるよ、と受け止めて下さってる方も多くいるんだろうけど。
彼らの音楽も勿論大好きだ。
そして、パフォーマンスがダンスが大好きだ。
たぶん、これからも何度も何度も、そのパフォーマンスに感動し続けると思うのだ。