えす、えぬ、てぃ

お芝居の感想など

あの頃。

推しは、人生の全てで 人生の一部なんだよな。 そんなことを考えながら映画を観ていた。 冒頭「あやや」に出逢うシーンから目頭が熱くなったのは、もう何年も所謂「推し」がいる人間として過ごしているから仕方ないだろう。この映画のキャッチフレーズは "推…

そこのみにて光輝く

知人のおじさんが亡くなったらしい。 小学生、いやもしかしたら中学生だったかもしれないが、やさぐれた気持ちの時に決まって遊びに行く家のおじさんだった。白い犬を飼っていた。賢い犬だった。その犬も、大学で実家を出た少し後、亡くなったと聞いた記憶が…

創造

また大好きな曲が増えたぞ。 最高が増える、やばい、本当にワクワクする。 0時の解禁からずっと、そわそわと落ち着きなく、頭の中でメロディがなってる。星野源さんの「創造」もう聞かれました? MV見られました? もうなんか、ヤバい。 0時に友達と通話しつ…

「その女、ジルバ」を観て欲しい

フォロワー!頼む!このドラマを観てくれー!! 頼むー!!!!特報#その女ジルバ の感動を多くの人に味わってもらうべくFOD/TVerで、第1~5話の無料配信が決定しましたー期間は【第6話放送直後の深夜0時45分〜2月20日(土)よる11時40分まで】この機会に、…

箱入り息子の恋

「叫ぶ」描写が気持ち良すぎてびっくりした。 星野源の叫ぶ、の芝居はどうしてあんなに心地いいんだろう。 思えば、「逃げるは恥だが役に立つ」も、「11人もいる!」もそうだが、 『うまくやれないひと』を演じる星野源さんはともかく魅力的だ。 不器用だっ…

一生に、一度くらい。

配信限定の公演。 舞台装置は病院の待合室にあるような長椅子ひとつだけ。そこで、ある姉弟たちの会話が繰り広げられる。一生に、一度くらい。 そのタイトルのことを、ずっと考えてる。 余命僅かの父親の病室を見舞う次女と末っ子のもとに、数年前、ある事件…

その女、ジルバ 5話

前、友人たちと映画を観た帰りにカップラーメンを食べたことがある。 ラーメンを食べに行くでもなく、カップラーメンにお湯を注いで少し肌寒いなかで食べた。 ドラマとは直接関係ないんだけど、そんな時のことを思い出していた。 これは今期最も楽しみにして…

泣くな、はらちゃん

漫画の中の登場人物たちと本当に話せたらいいのに。一緒に暮らせたらいいのに。 そんな風に想像したことのない漫画好きはいないんじゃないか。漫画や、アニメ、小説に映画、ドラマ。 作り物の創作物たちに心を寄せてそれが本当ならいいのに、と夢想したこと…

ヤクザと家族

[2021.1.31追記 ネタバレ有りの感想です]生き甲斐って言葉ってすごく難しい。というか、危うい言葉だよな、と思う。 生きていて良かったと思えるなにか。このために生きているというなにか。 そんなことをついつい最近考えがちだけど、考えれば考えるほど、…

英国王のスピーチ

なんの映画を観た時だったろう。その予告を観て、観たいと思った。思いながらもその頃は今のようにしょっちゅう映画を観るような習慣がなくて、結局、映画館に足を運ばなかった。 だけど、強烈に「この映画はきっと好きだ」という予感がしていた。 いくつか…

民王

政治の話って好きだろうか? こう聞かれて、人によっては日々うんざりするようなメディア…テレビに限らず、ネットも…に流れてくるニュースを思い出すかもしれないし 人によっては歴史小説、あるいはSFでの架空の国での描写を思い出すかもしれない。ちなみに…

こんなところにあったのか

ここ2日本をめちゃくちゃ読んでまして、あ、嘘すいません、めちゃくちゃは読んでないです。 2日間で3冊なので盛っていった。盛っていったんだけど、冊数じゃないのだ。オダサクこと織田作之助さんも冊数じゃない読書法の話を書いていたしそういうことだ。 と…

うちで踊ろう(大晦日)

うちで踊ろう(大晦日)が公開された。https://youtu.be/j3q1V3QHSU4 紅白で観て、それから毎日のようになんなら見終わった直後から「あの『うちで踊ろう(大晦日)』をもう一度聴きたい」と呻いていた私にとってこの知らせは物凄い朗報だった。 週末の夕方…

ガンバレるか人類

「がんばれ」そうずっと言われているようなドラマだった。 ゆりちゃんを好きだと言った花村さんの気持ちに、そしてそれが一筋の光になったとゆりちゃんに。あるいは、友達のためにと遊びに来てくれるやっさんに、少しでも良くなりますようにと祈る3人に。つ…

昨夜のカレー、明日のパン

いなくなってしまった人の不在について延々と考えてしまう日がある。 何故いないのだろう、と考えてると向こうって良いところなのかなあ、と思うし、向こう側にいる人たちのことを思うとすごく魅力的に思えてくる。 最近の時勢だとそんなことは出来なくなっ…

11人もいる!

語弊を恐れずに言う。しょうもない人たちが好きだ。ろくでもない人たちが好きだ。 それは「悪い人たち」への憧れというニュアンスではない。 なんかちょっとだらしなかったり、おいおいお前ー!と呆れてしまうような、そんな人たちのことである。 11人もいる…

あばよ2020年

いやあああ、2020年、ほんと、びっくりするくらいしんどかったですね。 もうなんか、ここ数日ひたすら好きなドラマとライブだけ摂取していたのでまるでよかった一年、と、言いそうなんだけど そんな終わり良ければ全てよしという慣用句でも誤魔化し切れない…

Clear

演劇が好きだと思う。 演劇を食べるみたいに観る時期が定期的にあって、ご飯よりもお酒よりも寝ることよりもお芝居を観ていたいと思う。 勿論、そんなことを本当にすると倒れてしまうのでしない。 しないけれど、タイムラインに流れてくる言葉を見ていてそん…

ほんとうにかくの?

ほんかくは、コメディだ。 約2時間。その時間、ひたすら軽快に進む。 もちろん、その中でも起承転結はあるし転があるので登場人物たちが大変なことにもなったりする。 さらにいえば、コメディ、とは書いたけどそれは爆笑必須!みたいなコメディではなくて、 …

30歳まで童貞だと魔法使いになれるらしい 11話

"心に触れる"ってなんだろう? 手当、という言葉もあるし実際"触れる"というのは(条件はあるものの)ヒーリング効果があるんだと思う。 それはリモートやオンラインがスタンダードになった今、尚更思う。ちょっと違うかもしれないけど、心に触れるってのは…

プラージュ 〜訳ありばかりのシェアハウス

許せないことってあるだろうか。 私は考えてみたんだけど、許せない、以上に「あーきっと、許してもらえてないな」の方が多い。もしくは許されないだろうな、だ。 いずれにせよ、許す・許さないを考えると思い切り呻きそうになるな。 プラージュはサブタイト…

推しは推せる時に推せと言うけれど

みにくいと 秘めた想いは色づき 白鳥は運ぶわ 当たり前を変えながら 言わずと知れた、星野源さんの楽曲『恋』の歌詞である。 私は、それをラジオで聴きながら泣いた。なんでかわからないくらい唐突に泣いた。もう何度も聴いた歌詞である。逃げ恥だって観て、…

影裏

知らなかったあなたを、愛していたと言ってもいいか。 知っていた、少なくとも自分は差し出していた、そう思っていた関係性が崩れる時、それはどれくらい怖いことだろうか。 「哀しみも過ちも、大切な人のすべてを愛せますか?」これは、影裏のキャッチコピ…

佐々木インマイマインの感想、あるいは今と高校時代の話

高校時代が、たぶん一番個性的な人間に出会った時だと思う。 片田舎の進学校もどきによくもここまで、とも思うしだからこそだとも思う。記憶のフィルターが美化してるところもあるだろう。だけど、私にとって衝撃的だったのは事実だ。おかげで私は平凡コンプ…

フード・ラック! 食運

昔、得意料理は何かという話になって特に浮かばなかったことに焦った私は「得意なのはおいしく食べることですかね」と誤魔化したことがある。それを聞いた一人から、それってすごく素敵ですね、と声をかけてもらったのが照れ臭くて、嬉しくて妙に記憶に残っ…

何万回も同じ答えに行き着くのだ

ふと、読んだよ、という話をしてもらって、過去のブログを読み返していた。 もちろん、書いたことは覚えていたんだけど読み返しながら数ヶ月でまた色んなことが変わっていてちょっと新鮮だった。 なんなら、途中の「しんどい思いをした方が良いんじゃないか…

RED PHOENIXを続くことが苦手なオタクが聴いた話

突然ですが、続くことって怖くないですか? 例えば、映画だってだいたい続編って面白く無くなって酷い時にはファンの間でなかったことにされるし 連載漫画だって大人の事情によって無理に長引かされたことによる悲劇、みたいなのってよく聞く。 なんか、続く…

滑走路

悲しいニュースが入った日、私はすごくいい日だった。 久しぶりに友人に会って、素敵なものを観て美味しいものを食べて美味しいねって言い合ってまた次の約束をした。本当に、良い日だった。 幸せな気持ちで開いた携帯に、悲しいニュースが表示されて、私は…

7つの流星を追いかけて

真っ白な空間に、色んな映像が映し出される。時に動くそれは、まるで宇宙に彼らがいるみたいだった。羽が映し出されて、空になって。 時間も場所も越えて存在するような彼らが笑って歌い、踊る。 そんな中、おみさんが口にした「全国の皆さん」という言葉を…

罪の声

誰かが決定的に悪人だったのか、と聞かれると私には分からない。もともと、この映画はある意味で「犯人探し」の映画ではない。 ただそれでも、確かにそこに「罪」はある。 そのことが無性に苦しくて、やりきれないような、そんな気がしている。 罪の声は、実…