ピカチュウを観てきた。
とても良かった。
確かに、ポケモントレーナーに憧れた人にはたまらない世界でかつ、ポケモンへの愛情が詰まった作品だった。
細部にいるポケモン一匹一匹にも、台詞にもにやっとさせられる、すごい演出だった。
んだけど、実は一つしっくりこなくて苦しんでるのでブログに書かせてほしい。
考えてるし聞いてみたけど答えが見つからなかった。
これはもう寝かして考えるしかないのではないか。
※以下、ネタバレあり
ピカチュウとテイムのやりとりすげーーーーー好きだったんですよ。
事前にネタバレを読んでしまってたんだけど(我慢できなかった)あの、技の指示無視されるところとかさあーーーもうすげえ胸熱じゃん?
ああ、あのとき私がプレイしたゲームの中でポケモンきっとこんなこと思ってたんだろうなあーみたいな。痛えからやだよ、とか疲れるからやだよ、とか。
あと、テイムがリザードンから立ち塞がってピカチュウを守るところも「ピカチュウ」がテイムを傷付けるかも、と手を離すところも最高に良かった。
話せるというスペシャル設定はあれど、テイムとピカチュウの間にあったのは、ポケモンとひと、という一つの綺麗な美しい関係で、わあーーーーー好きって感じだった。
パートナーなんだよな。利用するとかしないとか、上とか下とかじゃなく、肩並べるパートナーなんだよ、って現実に一匹相棒連れるなら誰が良いかな、なんて考えてる小学生だった私はじいんとした。
ので、あの
ラストが
ちょっと
消化できない
いや綺麗でめっちゃ良い話だとは思ってるんだよ頭では!!!!!!!!!
父と息子っていうテーマで、ラストシーンなんて良かったね、としか言いようがない。
何より私は間に合った話、は好きだ。特に小さい子が見る可能性の高さ的にも間に合って欲しいと思う、思うよ。
思うんだけどさーーー!!!!
けどさーーーー!!!!!
じゃあピカチュウとテイムの間のアレコレは父と子だったからってこと……?
種族を越えた、じゃなくて単純に「腹の底が感じた」シンパシーだし、なんならそもそも種族越えてないどころか同種族な上に血が繋がってますからね……
そりゃな……
そりゃなってなっちゃうじゃん?!!!!(半泣き)
ピカチュウただの媒体でしかないやん?!!!!!!!
それ、っ、それ、それはさあー!それはさああっ?!
……いや分からん
そもそも、ミューツーがあの行動取ったのはピカチュウとお父さんの友情やお父さんの正義ありきだろうし
なんならピカチュウの意思としてもあれは解決策というか作戦だったのかもしれないし
だからその……ピカチュウとテイムの関係性っていうのはその……その…………
……いやでもやっぱりさあ……。
違うじゃん……
ピカチュウとかわした、と思っていたあの会話たちが実は親子の会話だったんだ、というのがなんか、あああ、ああああ、そうか、ってなってしまってる。
言葉を交わさなくても、ポケモンと人は意思が通じるって思ってた。
思ってたんだ。
それでも、言葉を交わせることの幸せな景色がすごく好きだった。
だからこそ、なんとなく、あの会話がピカチュウと話したわけではなかった、ということにショックを受けているんだと思う。
ピカチュウ、と思っていた色んなものがそうではなかったのか、と頭が混乱してる。
あと、ピカチュウの意思はどうだったんだ、ってのもぐるぐるしている。
……もしかして、なんか大事なものを見落としているのでは?と思ってブログを書いた。
今度ほかの友達にも聞こう……。
誤解されたくはないのですが、私は名探偵ピカチュウ、すごく好きだったんです。
ほんとに、良い映画だった。
ポケモン愛にも溢れていたし、細かい演出も素敵でそれぞれのお芝居もすごく良かった。
だから、考え込んでいる。